hatuncle007’s diary

百年先の日本を考えよう

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「不考」のすすめ・・・

17世紀初頭西欧において近代哲学を切り拓く二人の思想家が現れた。「人間は自然の中で最も弱い一本の葦にすぎない、しかしそれは考える葦である」と瞑想録でパスカルが云い、デカルトは考え抜いた末に「我思う故に我あり」(方法論序説)との絶体観念に到達…

映画「ノルウェイの森」を観る。

村上春樹のベストセラー小説(1987年刊)をヴェトナム出身の気鋭トラン・アン・ユン監督(仏)が映画化したものだが原作を読んでいないので原作に関連付けた感想を述べることはできない。 この映画はポスト全共闘世代の語り手「ボク」(37歳)の18年前の謂わば「…

「デフレの正体」藻谷浩介著(角川oneテーマ21)

法人税5%減税の閣議決定後玄葉大臣が「デフレ脱却のため法人税を5%減税する」主旨の発言をしていたが誰がそんなことを真に受けるのであろうか。精々企業の内部留保を積み上げる程度が関の山ではあるまいか。バブル崩壊後当時の自民党政権は企業の国際競…

赤穂浪士と浄瑠璃坂の仇討

元禄15年(1702)12月14日、赤穂浪士47人が主君浅野内匠頭長矩の無念を晴らすべく高家旗本吉良上野介義央邸に討ち入り本懐を遂げた事件は広く人口に膾炙しているところであるが、実はこの事件の30数年前類似した事件が起きていたことは最近はあまり…

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観る

久しぶりに映画を観た。実を云えば「武士の家計簿」を観たかったのだが上映時間の都合から「ヤマト」を観ることとなった。もう一つの理由を云えば主演の木村拓哉氏が某テレビに生出演した折、氏の「ヤマト」への思い入れ様に尋常ならざるものを感じていたか…