hatuncle007’s diary

百年先の日本を考えよう

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観る

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久しぶりに映画を観た。実を云えば「武士の家計簿」を観たかったのだが上映時間の都合から「ヤマト」を観ることとなった。もう一つの理由を云えば主演の木村拓哉氏が某テレビに生出演した折、氏の「ヤマト」への思い入れ様に尋常ならざるものを感じていたからでもある。

製作者の意図は知る由もないが「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の大義と第2次世界大戦末期沖縄救援戦に片道燃料で出撃した戦艦大和の全員玉砕の「大義」とをオーバーラップさせているのかも知れない。

SFであるだけにリアリティを如何に出せるか、時系列的に観客を映画の中に如何に誘えるか、その中で血湧き肉躍る場面を如何に展開できるか。僭越ながら映画としてどうだと問われればまぁまぁの出来栄えと云う外はない。木村氏はボディをビルドアップしているのだろうか腹筋等もかなり鍛えられている様に見受けられた。今後のアクションものに期待したい。ただ一言注文をつけさせて頂くならばラストシーンに向かう最終決断を「古代」自らが己に問いかけるのではなく、たった今先昇天した「沖田艦長」の台詞で「古代、考えるんだ」であった方が観る者に余韻を残してくれたのではあるまいか。


ストーリー
西暦2199年、地球は謎の異星人国家・ガミラス帝国の侵略を受けていた。ガミラス冥王星に前線基地を建設し、西暦2192年より、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加えていた。海は蒸発し地球は赤茶けた姿に変貌し、放射能汚染で地上の生物は死滅する。人類は地下都市を建設し、地球防衛軍を結成して抵抗を続けていたが、科学力の差の前になす術もなく、地下にも放射能汚染が進行し、人類の絶滅まであと一年余りと迫っていた。

最後の地球防衛艦隊が、冥王星空域でのガミラス宇宙艦隊との交戦で壊滅し、人類生存の希望は完全に潰えたかに見えた。しかし、この会戦の最中に外宇宙から飛来した一隻の宇宙船が火星に不時着、通信カプセルが回収される。その中にはイスカンダル星から、「放射能除去装置 コスモクリーナーDを受け取りに来るように」との救援メッセージと、航海に必要な波動エンジンの設計図が納められていた。極秘裏に宇宙移民船へと改造中だった第2次世界大戦中に九州、坊ノ岬沖にアメリカ軍の攻撃により沈没した戦艦「大和」に波動エンジンが搭載され、宇宙戦艦ヤマトとして目的が地球脱出から放射能除去装置・コスモクリーナーDの受け取りに変わる。

14万8千光年の彼方、大マゼラン星雲のイスカンダル星に向け、地球時間1年以内に帰還しなければ人類滅亡という状況下、宇宙戦艦ヤマトは人類最後の希望を託されて往復29万6千光年の旅に発つ。

ヤマトはガミラス帝国と戦い、未知の宇宙空間における障害を乗り越えながら、イスカンダル星を目指して行く。