hatuncle007’s diary

百年先の日本を考えよう

明治維新を思う。

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明治維新を思う。
今年は明治150年「一身独立して一国独立す」。
当時の若き志士たちは欧米列強国のアジアへの侵攻と植民地化を目の当たりにして迫りくる国難幕藩体制のままでは夷敵から日本を守り切れないとの憂国の強い思いから半ば自己保存本能的に維新の断行に立ち上ったのではなかったかと推量しております。
明治維新から77年、即ち19458月我が国は英米露に中国等を加えた連合軍に未曽有の大敗北の一驚を喫し国家存亡の危機に晒される羽目となりましたことは周知のところです。
敗戦から73年、日本は政治経済的には一応の独立国の体をなしておりますが軍事面では今猶米軍の占領状態に置かれたままで沖縄、横田、岩国等の広大な空域は元より日本全土が米軍の管制下にあるため基地に係わる事件事故は治外法権の裡に置かれたままと云っても過言ではありません。
今日の米軍の占領体制はGHQの占領下で朝鮮戦争当時に創られたもので19537月の休戦協定以降も且つ日本国独立以降も日本の安全保障の屋台骨として巧妙に補強され国民の目には届かぬところで機能しているのです。
恐ろしいことには日米安全保障体制の実態は条約の字面ではなく所謂「密約」(朝鮮戦争以降に歴代の首相(吉田、岸、佐藤等)と米国・米軍との間で交わされた裁判権、基地権、指揮権に関するもの)とこれらを補う「裏マニュアル」に則して運用されているという事です。
更に云えばこれ等の運用がブラックボックスと云われる「日米合同委員会」(米軍7名と日本の高級官僚6名、1952年設置)に委ねられていると云う事実であります。ここまで来ると「文民統制」もへったくれもありません。果して日本は国家主権を有する民主主義国家なのでありましょうか。
若し明治維新を決行した当時の青壮年烈士が今日の日本国の在り様、殊に沖縄基地に係わる多発する事件事故等を見聞した時どんな感慨に駆られるでありましょうか。
小生は少なくとも明治の政治家には確たる矜持と誇りと国家主権の確立を志向する命を賭けた情熱が漲っていた様に思えてなりません。敗戦後73年戦後世代も人口の80%を超えた今日私たちは明治維新に倣い独立国日本としての在るべき姿を一億二千有余万の国民挙げて考え直す時期ではないかと思考している昨今であります。


姦吏を一事に軍いたし打殺日本を今一度せんたくいたし申候