hatuncle007’s diary

百年先の日本を考えよう

総選挙結果とアメリカの反応に思う。

総選挙から10日ほどになる。国民が選択した結果とは言え自民党の大敗は余りにも酷いものであった。今更民主党が勝ち過ぎたなどと愚痴をこぼしても始まらない。ここは国民の神聖な選択としてこの結果を真摯に受け止めるしかないと思う。それ故に守旧派の人々といえども新政権の足を引っ張る如きは厳に慎むのが民主主義を信奉する国民の嗜みではあるまいか。それで無くとも100年に一度と言われた経済不況は今日決して収束などしていないのであるから。

アメリカの2大新聞が中旬にも発足するであろう日本の鳩山政権に対して早くも強い懸念を示し新政権を牽制していると言う。何としたことか。アメリカン民主主義を武力を以ってしても他国に押し付けてきたアメリカのマスコミの双璧がである。ここから明らかなことはアメリカの民主主義はあくまでアメリカにとって都合の好い民主主義であって他国自身の為のものではないということでないのか。

アメリカよ。真にアメリカが民主主義の国であるというのであれば同盟国日本の国民が今回の総選挙で選択した結果を率直に正面で受け止め対処されたい。そして「対等な関係」で新たな道へ踏み出して貰いたい。特に悪しき慣行は即刻改めて頂きたいものである。

今回の選挙の結果、国民の意思でとして「政権交代」が成るわけであるが、これを推進する与党となる民主党議員の内166人(53.9%)が40代以下、新人も143人(46.4%)であることがもう一つの救いでもあるようにも思える。自民党の長老支配のしがらみ政治とどれ程かの違いを「脱官僚政治」等を通して「論より証拠」で我々に顕示して貰えるのではないだろうか。