hatuncle007’s diary

百年先の日本を考えよう

日本国総理大臣のサハリン訪問に問題は無いのか。

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 2月18日、麻生総理大臣は、ロシアのメドヴェージェフ大統領の招待を受けてサハリンIIプラント稼働式典への出席のため日本の総理大臣としては初めてサハリンを訪問した。

 報道によればロシア国内ではサハリンの帰属問題は日本国総理大臣の訪問によりロシア帰属(サンフランシスコ講和条約で日本は南樺太を放棄したが当時のソ連は調印せず帰属は確定していない)が不動のものとなったとの論調が席巻していると言う。更に憂慮すべきは、メドヴェージェフ・ロシア大統領との会談で提示された「新たな、独創的で、型にはまらないアプローチの下で作業を行う」こととなったことである。恐らく今後の日露交渉にあつてはこの「新たな、独創的で、型にはまらないアプローチ」が何にもまして物を言うことになることは想像に難くない。その時誰がどう責任をとるのでありましょうか。

 麻生総理自身からは北方四島についても「日本の固有の領土」とする発言はなかったと言う。麻生総理は外務大臣の歴任者でありながら「面積でどうだ」等発言から麻生総理の頭には既に「四島返還」の考えはないのかも知れない。とすれば日本国を彼に預けるわけには行かないのではあるまいか。即刻辞任して頂きたいものである。

 <参照>外務省

(1)領土問題

(イ)領土問題については、少人数で突っ込んだ議論が行われ、両首脳は、以下の点で一致をみた。

(i)第一に、この問題を我々の世代で解決すること。

(ii)第二に、これまでに達成された諸合意及び諸文書に基づいて作業を行うこと。

(iii)第三に、メドヴェージェフ大統領が指示を出した、「新たな、独創的で、型にはまらないアプロ   ーチ」の下で作業を行うこと。

(iv)第四に、帰属の問題、即ち、国境の画定の最終的な解決につながるよう作業を加速すべく追加的な   指示を出すこと。

(ロ)特に、我が方としては、(イ)(iii)のメドヴェージェフ大統領のアプローチについては、平和条約交渉に新たな方向性を与える可能性があるものと受け止めており、我が方として、今回、この新たなアプローチの下で共に作業を行っていくことに同意した上で、帰属の問題の解決に向けた取組を強化することで一致をみた。

(ハ)領土問題に関する具体的なやりとりは以下のとおり。

(a)麻生総理からは、昨年11月の首脳会談後にメドヴェージェフ大統領が事務方に具体的な指示を出されたことは、この問題の解決に向けた大統領の強い意思の表れとして嬉しく思う旨述べた上で、これまでに達成された諸合意及び諸文書を基本としつつ、大統領が指示を出したような「新たな、独創的で、型にはまらないアプローチ」の下で、帰属の問題の最終的な解決を目指していきたい旨述べた。

(b)これに対し、メドヴェージェフ大統領は、この問題について双方に受け入れ可能な解決を見つける作業を継続する用意がある、この問題は世界にある他の問題と同じように解決可能と思っていると述べた。

(c)その上で、両首脳は、この問題を我々の世代で解決すべく、帰属の問題の最終的な解決につながるよう、具体的な作業を加速するよう事務方に追加的な指示を出すことで一致した。