hatuncle007’s diary

百年先の日本を考えよう

好感持てる比嘉監督

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 第80回春の選抜高校野球は4月4日沖縄尚学聖望学園を9-0で降し1999年春以来2度目の優勝の栄冠を手にした。このところ球児らの体格が一段と良くなってきていることもあつてか従前のような初々しさとか一所懸命さとかをややもすると見落としがちであったが今春の沖縄商学の選手達は永い事忘れていた「高校野球」の清々しさと言おうか野球への真摯さ乃至真面目さを思い出させてくれた様に思う。
この優勝の陰には関係者の並々ならぬ支援や励ましがあったに違いないが何よりも若き監督、比嘉教諭(26歳)のご尽力があつてのことだと一人納得しているものである。新聞報道によれば比嘉監督は9年前の春選抜で沖尚が優勝した時のエースピッチャーだったとのこと。大学進学後左肘を痛め学生コーチに転身、その後母校から臨時コーチの誘いがあったのが母校復帰へのきっかけになったという。その後沖縄県の職員を務めながら沖縄大学に通い教員資格を取得し2006年母校の教諭、監督として戻ったとのこと。
選手達は歳の近い事もあつてか監督には「何でも素直に相談できる」と言う。比嘉監督は選手達への信頼と愛情、そのバランスが大事なことが分かったと語っておられたがこの監督にしてこれ等選手あり、これら選手にしてこの監督ありの感を更に更に強くした次第である。昨今の殺伐とした世相の中で久々に爽快さを満喫させて頂いた。改めて沖縄商学へ「エール」を送りたい。



 <註>
 上記写真:毎日新聞より転載。