中越沖地震の風評被害

新潟中越沖地震が起きて１週間が経つが被災された現地の方々のご労苦を思うと心が痛みます。加えてこのところの新聞テレビの報道によれば激震地から３０キロも離れた長岡市の方まで宿泊や海水浴の予約が大量にキャンセルされていると聞く。キャンセルの理由はどうも原発の安全性に疑念を抱いているらしい。
さてここで考えさせられてしまう。もし自分が予約を入れていたとした場合果たしてキャンセルすることにしたかである。勿論「難」が確定しているのであればキャンセルをしたであろう。しかし現在原発による放射能漏れにしても極めて微量という（微量であれば好いとする物ではないが）。何よりも現地には被災者はもとより震災復興等にボランチィアなどで参加されておられる方々も多数居られると聞く。ならば現地の旅館や海水浴場から断りが無い限り寧ろ予約していた事を一種のチャンスと捉え被災地の方々への激励を兼ねて予定通り「旅行計画」を実施して頂けない物なのであろうか。日本列島至るところ活断層が走っているという。「明日はわが身」と言う事だってある。現地で少しでも「地震」の怖さを追体験出来るとしたらこれにすぐる収穫は無いのでないだろうか。この夏新潟県下へ旅行や海水浴を計画されている皆様どうぞ風評等によりキャンセル等なさらず互助の精神をもつて現地見舞いと激励を兼ねて計画を実行されます様心からお願い申し上げます。皆様のお力で被災地の方々を少しでも励まし勇気付けて上げて下さいませ。お願い申し上げます。