hatuncle007’s diary

百年先の日本を考えよう

「右肩上り」大相撲名古屋場所

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夏場所より暑い「名古屋場所」が今月12日から始まりましたが注目の力士はやはりモンゴル勢でありましょうか。何と言っても 綱とりに初挑戦の日馬富士(はるまふじ)と言いたいところですが一昨日と今日で二敗を喫してしまいました。連続優勝は可也ハードルが高くなった様にも思われますが如何なりましょうや。それに致しましても日本の力士はどうなつているのでしょうか。二代目若乃花横綱)が引退して日本人の横綱不在となってからもうどれ位の歳月が流れたのでありましょうか。

ところで先日新聞で目にしたのですがこの名古屋場所の番付に「右肩上り」と言う珍しい四股名が載ったそうですがご存知でしたか。その力士は本名「吉野」から改名した「右肩上り」(西三段目三枚目、平成16年春場所初土俵、身長173糎、体重150繊21歳)だそうです。記事には名付け親の大嶽親方(元関脇貴闘力)の「世の中が不景気だからこそ、せめて四股名ぐらい景気のいいものにしようと思った」とのコメントもありましたが。

ご当人も「気持ちが前向きになる、回りも笑ってくれるし験がいい。名前どおりに番付が右肩上りになってくれればいい」と言っていたそうですが先ずは奇を衒わず平常心で右肩上りの努力と頑張りを見せて欲しいものです。早く十両や幕の内に昇進してもらって「右肩上りの」の四股名を頻繁に見聞きしたいものです。

珍しい四股名としては明治時代に「文明開化」とか「猪シ鍋吉」とか「黒猫白吉」とか「凸凹太吉」などがあつたそうですが恐らく大相撲が「国技」(明治42年)と呼ばれるようになる以前のことなのでありましょうか。強豪な格闘技のなかにも一服の可笑しさが伺えて何となく大らかな明治人の心根が偲ばれます。

とは申しましても相撲部屋の親方までが国の「景気回復」を願って弟子に「験」を担いだ四股名を付けて居られるのですから日本国の総理大臣殿にはもっともっと(二倍!二倍!)確りして頂きたいものです。

 <註>トップ写真:産経新聞

 P.S.ご参考までに「右肩上り」の今場所のご健闘を祈念致しまして星取表のアドレスを下記に付記させて頂きます。
ж http://sumo.goo.ne.jp/hon_basho/hoshitori/hoshi_536_4_2_1.html