hatuncle007’s diary

百年先の日本を考えよう

麻生首相選外:英紙ファイナンシャル・タイムズ

「明日への道を開く50人」に日本人は日銀総裁のみ。

英紙ファイナンシャル・タイムズは11日付、特集記事で金融、経済危機に取り組む世界の50人をリストアップしているが日本人としては白川日銀総裁のみで麻生総理は選ばれていないそうだ。たかが英国の一新聞の戯言と済ませてしまえばそれまでではあるが何とも寂しい限りだ。

4月にはロンドンで20カ国(G20)の金融サミットが開催される予定を見据えた同紙のパフォーマンスではあろうが「危機を克服するためには、政治の指導力に加え国際的な協力も必要だ」としながらも、「明日への道を開く50人」を選んでいるだけに日本人としては政治家ならずとも甚だ遺憾とするところである。

因みに同紙が選んだ50人の横顔を紹介すると、政治指導者としてはトップにオバマ大統領、次に温家宝首相、続いてメルケル独首相、サルコジ仏大統領、ブラウン英首相、プーチン露首相と続く。中国からは温首相の他、玉岐山副首相ら3名の計4人がリストアップされているそうだ。

はやばやと麻生首相自ら「世界第2位の経済大国」として国際通貨基金IMF)に最大1000億ドルもの巨額な資金の拠出を表明した日本は同紙にとっては「明日の人」ではなく既に「昨日の人」と言うことなのであろうか。それとも世界をリードするには先ず国内をリードすることが先決だとの英国流の「愛の鞭」でありましょうか。そう言えば高度経済成長期の日本について「経済は一流でも政治は三流」と酷評していたのも英国紙ではなかったか。